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CCA Japan タイマッサージスクール理論講座 
このサイトは、CCAのタイマッサージ理論のテキストの内容に、加筆し、WEB上に公開しているものです 
 
 
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 創造的破壊と人間的ぬくもりの再構築に向けて
 アジアで欧米の植民地とならなかった国が2つあります。
それは日本とタイです。

1800年代、タイも植民地支配の一環として、欧米のキリスト教の宣教師たちが来タイし改宗を迫っていました。
欧米人たちは、タイ人を「仏教を信仰する、猿より少しまし程度の未開で野蛮な民族」と考えていました。
それに仏教をもってして対抗したのが、名君モンクット王(ラーマ4世)で「キリスト教こそ、未開人と変わらぬ時代のユダヤ人の信じた一宗教にすぎない」として毅然と反発しました。
彼を題材とした「王様と私」という映画は、その上から目線的な描き方で不敬とされ、現在でもタイでは上映禁止です。
タイにとっては仏教のみが欧米に対抗し得る唯一の武器で、その頃非科学的とさらされたタイ伝統医学(タイマッサージ含む)も、より仏教的な武装を強めることになります。
宣教師のほとんどが医者でもあり、西洋の医術をもたらしましたが、これが後に伝統治療を脇に追いやり、西洋医学の支配と特許を盾に高額な薬を輸入するシステムに繋がっていきます。

ただ近年タイマッサージをグローバル化した原動力は、皮肉にも現代化に飽き飽きしたニューエイジの欧米人たちでした。
欧米人たちはタイマッサージに彼ら的解釈で東洋の精神性の資源を見出し、新たなマーケットを創造しました。
そこに遅ればせながら経済的な価値に気づいたタイ政府が介入し、タイ独自の知的財産を守るために制度化・標準化をし始めました。

政府はタイ全土に伝承されてきたマッサージを現代医療の視点から仕分けし、医療の補助的な役割として中央集権化し、試験制度や研修制度を設けて、それ以外の者たちのタイマッサージを禁止しました。
皮肉なことですが、自らの手で多様であったタイマッサージの金太郎飴化を促進し、次第にタイマッサージを魅力のないものにすることに力を貸すことになってしまいました。

地方の伝統的治療家たちは、その制度化により枠からはみ出し次第に消えていく運命にあります。
 
 
「こんな気持ち良いマッサージがあるのか」と言う衝撃から、チェンマイ式のタイマッサージスクール設立に関わり、もう15年以上も経ってしまいました。
その間に、チェンマイは急速に観光地化が進み、いわゆる観光地のマッサージ店が乱立し、マニュアル的マッサージ師が促成栽培され「気持ち良いチェンマイ式」のタイマッサージの施術者はどんどん消えて行きました。

驚くことにチェンマイ式を生んだチェンマイでは、チェンマイ式の施術を受けることは困難です。


この理論講座のテキストは、過去にWeb上に掲載していたものを、コンパクトに一冊のテキストにまとめたものでしたが、紙面が限れているため、説明が不完全だったり、また多くの人の目にとまることが少なくなってしまいました。
今回は、WEB上に再露出し、それをさらに加筆し、気づいたころをブログの様に更新して行く試みです。

タイマッサージを歴史的・文化的・解剖学的などの観点から知識を得ることが、セラピストを目指す人たちのモチベーションを高め、タイマッサージの上達にも役立つと思ったからです。

世の中はITロボット化が急速に進み、20年後に49%の職業が無くなるのではと言われています。

ただ人と人が触れ合うタイマッサージのような職業は、生き残るというより今以上に必要とされる時代になります。

CCAはチェンマイにおいて、日本人を対象にしたチェンマイ式タイマッサージのスクールですが、それはこれからの時代に日本の「高い精神性の土壌」で、日本人の手によりチェンマイ式タイマッサージが創造的に破壊され、人間的ぬくもりの手法として再構築されるのではないかと密かに期待しているからです。
 ポスト新コロナ時代に向けて
 タイマッサージは、政府がしゃしゃり出て、資格、認可、認定を与えはじめてから急速に、その魅力を失いはじめました。

政府は、なぜタイマッサージに、外国人が興味を示し、ブームになったかを知りません。
逆にブームになったので、そこに何かうまみを感じ、これを標準化し、規格化し、国家の財産として商品化しようとしようと試みました。

チェンマイでも、昔は、ソムキャット、ピシェット、ワンディー、レックママ等など、上からの小さなおしつけ枠にはいらいない、ユニークな施術者たちがいっぱいいました。
外国人は、そこに熟練したユニークなスキルや、奥深い精神性を求め、これらの天才たちを発掘したのです。

日本では、えたいの知れない感染症の流行という国民の一大事に、政治家や役人たちが、一番に考えたことは、「お魚券」「お肉券」「GO TO トラベル」など、自分たちのちっぽけな利権をさらに磨くことでした。

こういうどこの国でも同じような政治家・役人マインドが、タイでは、タイマッサージの創造性を阻害して行き、魅力を失わせて行くのかもしれません。

日本でのタイマッサージは、日本人という民族性の中で、もまれ、はぐくまれ、向上し、たぶん、今やタイの技術を凌いでいます。
あえて、タイに行って、タイマッサージを習う時代でも無くなりつつあります。

そんな、ポストコロナのCCAチェンマイは、「古き良き時代のタイマッサージ道場」に戻って、良き土壌のCCAジャパンのサポートに専念して行こうと思ってます。
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